VideoNews「検察の捜査について、これだけは言っておきたい」堀江×宮台×神保
【概要】
検察、裁判所、マスコミの問題を語る。今の日本の検察は、組織防衛のために検挙するほどでもない人間(堀江、小沢、鈴木宗男、佐藤優など)を挙げていて、ひどい。ホリエモンは悪い人じゃなかった。
【動画】
http://www.videonews.com/charged/on-demand/451460/001341.php
(2010年01月23日)マル激トーク・オン・ディマンド 第458回(再放送)
ゲスト:堀江貴文 聞き手:宮台、神保 を見てメモ。
【検察の勧善懲悪】
天下の公器たるTVを私物化しようとした堀江を挙げた、というストーリー。
法律の罰則規定は「〇〇年以下、××円以下」となっていることが多く、善良なイメージの人間が「知らなかった、うっかり忘れてた」という場合は、「気を付けなさいよ」で執行猶予で済ませるが、ヒール(悪役)のイメージのある人間に対しては罰則を適用する。
このような恣意性は、非常に危険。検察は「一罰百戒」というが、じゃあ残り99%は同じことしててもスルーなのか(形式犯)。
検察は勧善懲悪、正義の見方と思っている。最近の検察庁は、デカいことをしてアピールしたがってる。
【検察の自己保身】
検察の特捜部の捜査は「国策捜査」であり、恣意的である。マスコミと検察はタッグを組んでいて、「官報複合体」となっている。
検察が小沢を挙げているのは、民主党が進めている「司法制度改革」が検察にとって気に入らなくて、その改革を止めるため。
歴史の大局を見て、いま、小沢を挙げることの国益は何か? という考えが、検察庁の特別捜査部にない。
検察は自浄作用がない。検察の裏金を言った仲間を別件逮捕して収監している。
調書絶対主義なので、検察が密室で都合のよい調書を作りさえすれば、裁判は検察の勝ち。
取調べ期限が過ぎても、逃げる恐れがある、と判断されれば引き伸ばされる。「人質司法」の問題。 ホリエモンも、検事が調書を持ってきて、何度かサインしかけた。
【TV業界】
堀江は、肝心なコンテンツ制作能力が下がって斜陽産業になっているTV業界を、インターネットと融合して面白くしようと考えていた。
良質なコンテンツは、受信料の豊富なNHKしか作っていない。
ライブドアの堀江、楽天の三木谷、ソフトバンクの孫、 がTVの経営に参加していたら、マスコミはもう少し活性化していただろう。
【司法制度】
GHQがやろうとした、法曹の一元化をやるべき。弁護士、裁判官、検察の人事交流を。
最高裁は絶望的。霞が関と同じく、ノンキャリ利権の中でストーリーが作られている。
判決は、裁判官の心情主義、胸先三寸 。判決の日に書くのは「判決要旨」だけ。「判決理由」はそのあと一か月かけて書く。
堀江さんは、まともな人だった。