jizakiの備忘録

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「在特会」は「日本人」の恥辱

ネットを見てたら、昨日(2013.3.17.Sun.)東京の新大久保であった「在特会」の「デモ」の映像にぶつかって、見てしまった。

在特会」の活動はツイッターなどの「文字」では知っていたが、「映像」を見ると気分がぐったりした。

品性を疑うようなヘイトスピーチを聞いていると、胃のあたりが苛々し、人間として情けなくもなってくる。「人間なら持つであろう自尊心」に対して私が寄せていた信頼が、動揺したのだ。

 

デモの参加者は何らかの理由で「自尊心」が傷ついていて、他者に汚い「憎悪」を向けることで埋め合わせ(代償行為)をしている。

 

「自尊心」がある人間は、あんな行動には走らない。

「自尊心」は内省によっても生じるから、いくら悲惨な状況にあっても、精神的に落ち着いて伸び伸びと生きる人間はいる。

 

でも、弱くて卑屈なのも人間だから、大抵の場合は「承認体験」や「成功体験」によって「自尊感情」が育まれるのだろう。自分の体験からも、そのことは良く分かる。

 

自尊心を「ナショナル・アイデンティティ」に重ねていると、それが揺らいだ時に「在特会」のような品性下劣な言動が誘発されかねない。自尊心は過大で虚栄に、過小で卑屈に傾くから。

「デフレ不況」が長引き、またアメリカの後退によって隣国と「領土問題」で揉めはじめたことが原因で、「自尊感情」が傷ついている人間がいるわけだ。

 

自分は宇宙人だし文化人類学者みたいに生きるんだと考えてきた。しかし、人間であることの恥辱を味わされたので、「日本人」として言えることを考えた。

 

日本人の品格に泥を塗るのはやめてよ。

卑屈にも虚栄にも墜ちずに高邁を保とうよ。

日本は貧窮の時でも豊かな共同性を保って色んな人達が暮らしてきた土地じゃないか。

日本に暮らす私たちの多様性と共同性は財産なんだし、敬意を払って守ろうよ。

 

Occupy Wall Streetに加わった人間は、「99%対1%」という構図を見抜いているんだよ?