jizakiの備忘録

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VideoNews「私がデブをやめた理由」岡田斗司夫×宮台×神保

【概要】
 前半:食事を記録して減量する思想と技術
 後半:見た目問題(人物評価と時代精神)
 
【動画】(2007年10月28日配信)
マル激トーク・オン・ディマンド 第343回

「私がデブをやめた理由」ゲスト:岡田斗司夫 聞き手:宮台、神保
 
【減量に伴う扱いの変化】 
117kgから56kgへ。
カフェで案内される席:奥のトイレ前の席からオープンテラスへ。
テレビ番組:オチ担当からシメ担当へ。 
講義の最前列:男子オタクから女学生に。
新書を読むようなインテリですら、「デブが何か書いてるけど面白い」という見方だった。
 
【日本のデブキャライメージ】
安全に見下せる対象、癒し。マスコット、愛着。対等に扱っていない。
ポジティブで明るくてカジュアルでないと、デブには生きる道がない。
 
【マインドコントロールされている】
催眠誘導の技術。アンカーを潜在意識に埋め込む。トリガーで引き出す。
「美味しいもので満腹が幸せだ」と、既に欲望をそそのかされてマインドコントロールされている。お似合いですよ、と言われて買ってしまった服みたいな。
 
【マインドコントロールする】
ダイエットして惨めな思いになるのが、絶対いや。
太るための無意識的な努力をやめる。
「食べたい、という潜在意識」と「食べちゃダメ、という規範意識」の衝突が葛藤をもたらし惨めになるので、潜在意識を書き換える。欲望を変えると、勝利。楽。
 
【レコーディング・ダイエット】
食べたものを書く:プログラム言語の可視化
食べたカロリーも書く
痩せることは簡単、痩せ続けることが難しい。
食べているものをメモするのが面倒臭くなって食べなくなる。
文科系のダイエット。
体育系は、運動とか我慢が好き。
書くことが告解になる、罪の浄化、書いて見えるようにする
 
【内臓の反乱】
メガマックが食べたくなったら、8分の1等分して8分の7は捨てる。
ポテチを取り分けて、あとの袋に水を入れて食べれないようにする。
贅沢なことをしている、という喜び。
猛烈な「食べたい!」は、「内臓が脳をハッキングしているんだ」と意識化することで捌きやすくなる。
 燃えやすい内臓脂肪、これが75日で落ちる。それを乗り越えて、やっと燃えにくい皮下脂肪が落とせる
 
満腹じゃないから食べる、から、空腹だから食べる、へ。
 
【外食】
日本の外食は、大学生に合わせている。カロリー消費量が合わない。
食べ物を残してはいけない、という美徳で、太る。
外食で半分の量出してくれればいい。
 
【株式会社自分】
ビジネス書として紹介されることが多かった。自分の体の経営者になる。TVが上役になってはいけない。だから、レコーディングを始めた。体重や体形が、コントロールできるものになったことが、快感。
 
【人物評価の変遷】基軸通貨
  1. 家柄主義(明治初期まで)・・・定常社会、属性主義、家、濃厚な人間関係の束縛、共和制ローマ
  2. 学歴主義(明治~80年代まで)・・・適材適所で生産力UP、生産主義、業績主義、フォーディズム(重厚長大産業)、社会的上昇、男性社会、男同士の評価、帝政ローマ
  3. ブランド主義(70年代~バブル、IT長者)・・・消費主義、ポスト・フォーディズム(サービス・情報産業)、自己実現、プライベート、性・ナンパ、女性社会、ストーリー
  4. 見た目主義(現在)・・・自分の気持ち主義、足切基準、快・不快原則、m無痛文明、シーン、なんちゃってCHANEL、109、読者モデル、モテる、恋愛・意思疎通の喪失
中国や韓国のお笑い芸人は、チビデブハゲが多い。
しかし、日本など先進国ではお笑い芸人や演歌歌手がイケ面化している。
履歴書の写真も、キャラ立て修正入る