VideoNews「小泉連立政権と創価学会」平野×宮台×神保(視聴メモ)
【概要】
自公癒着の選挙体制、立法体制を批判。創価学会=公明党の正体。
昭和天皇の裏話。
【視聴動画】
マル激トーク・オン・ディマンド 第230回(2005年08月20日)
【経緯】
宗教団体として政治をコントロールする方向を模索したい、という出発点。信者を増やすために選挙をやる時代。与党野党の間で日和見的に動いてキャスティングボードを握ってきた。信教の自由と創価大学さえあればいい、という時代。冷戦後、一度は解党して新進党へ。一般の投票率の低さが、創価学会の組織率の堅さを利している。
【政教分離】
憲法1945:政治権力を行使してはならない。 →内閣法制局1947:政治権力は警察権、課税権、裁判権のことで、政党政治には該当しない。・・・これが問題。
国の歴史によって、政教分離の実質は異なる。ヨーロッパとアメリカでも、政教分離の受け止め方は違う。ヨーロッパ内でも、フランスとドイツで違う。戦後日本のGHQのラインでは、国家神道とファシズム国家の繋がりを切ればよかった。
参議院の法務関係の係を公明議員が40年も続けている。これはまずいだろう。
【選挙】
【メディア支配】
「独立放送委員会」のようなものを作らないといけない。日銀や公取のような、独立性を持たねばならない。NHK問題もこれ。新聞社とテレビの関係も切らないといけない。
GHQは、戦後の日本をアメリカのいいようにコントロールするのに「独立放送委員会」が邪魔になるから、作らなかった。
【天皇と核不拡散条約】
日本は「核不拡散条約」に調印してから議会で批准するまで6年かかっている。これも、天皇が内奏しにきた人間に、ことあるごとに「核不拡散条約」の批准はまだなの?と聞いていたから。
批准された国会では、田中角栄のロッキード疑惑が持ち上がり、自民党は解散総選挙にして疑惑への注目をそらそうと考えていた。しかし、この条約の批准とその他の案件を通すため、国会は続けられ、結果的に「角さん」が逮捕された。
平野によれば、天皇の動きによって核不拡散条約を得てと角栄を失った国会であった。
【「へたれ右翼」と天皇】
宮台:保守権力の地殻変動が起こった。経済的な様々な変動によって、田中角栄の集権的再分配政治(左派的保守)から、都市的な流動性の不安に怯えた人間(作る会や2ちゃんねらー的心性)が支持する小泉純一郎の「断固、決然」といったワンフレーズ・ポリティクス(へたれ右翼)へ。へたれ右翼は、天皇陛下への尊敬は必ずしも高くない。「政治的な見識があってリベラルな現天皇」を、邪魔に思っている。
【国旗国歌と天皇】
園遊会か何かで、公立学校での国旗国歌を強制させようと動いていた政治家が、天皇に「頑張ってます」と言うと、天皇が「強制は良くない」と言った。それがメディアに流れたことが、画期的な事件でもあった。
内発性を重視するのは、真の保守もリベラルも同じ。
【韓国人戦没者の慰霊】
天皇がサイパンの韓国人戦没者の慰霊塔にお参りしたのは、天皇の意向で抜き打ちで行ったから出来たのではないか。事前に予定していたら、各方面からの圧力で潰されていただろう。
【天皇をだました小泉】
田中真紀子を辞めさせた時、小泉は天皇に嘘をついた。真紀子の辞任届は、小泉が天皇の所へ行った翌日に出されている。これは形として憲法違反になる。
おしまい